医療訴訟は実際問題決着までに時間がかかる

医療訴訟は起こしてもなかなかすぐには決着がつかないと言われています。すぐに示談になり賠償金が支払われて丸く収まることもあるのですが、医療訴訟の大半は長引いて裁判でも双方がボロボロになるまで戦うということが多いようです。

ニュースに取り上げられることもしばしばある

近年医療ミスや医療事故、医療に関することでニュースに取り上げられることはよくあることです。例えば患者を取り間違えてしまった、患者の体内にガーゼを残したまま閉じてしまったなど、様々なことが起きています。

もちろんこれらは明らかに医療者側に落ち度が有ることでこれは訴訟に発展しても仕方がないと理解できます。

しかし訴訟に発展するかどうかが明確にならないこともあるのです。医療というのはとても専門性が高いですから、専門家でなければわからないのです。

専門家でも、それが医療事故で医療者側に落ち度があったのか、それとも正しい対処をした上での結果なのか、それを考えることは難しいのです。

それだけ医療行為に関しての判断というのはとても専門性が高いので、専門の知識を持っていなければ判断できないということがわかります。

実際の訴訟で患者側が勝訴するのは稀

実際に訴訟を起こしたとしても患者側が勝訴しているケースというのはそれほど多くはありません。それだけ厳しいことなのです。医師の責任が認められて患者側が勝訴するということはほとんどないのです。医師の行為が違反していた、落ち度があったと考えるのはなかなか難しいのです。なぜならそれは医療行為そのものが専門の知識のなかで行われており、誰でも理解して判断できることではないからなのです。

ですから、その行為の詳細を渡されたとしてもそれが正しい行為であったのか、それが落ち度が医師にあったのか、それを判断することができないのです。

明らかにそれは医師に落ち度があったであろうと判断できるようなことならいいのですが、それが素人目にはわからない場合には専門の弁護士などを利用して訴訟は行われます。

医療関係に強く知識を持っている弁護士が対応することで少しでも知識を持って対応しようという考えなのです。なかなか決着がつかず、尚且つ負けてしまうことにはこのような知識のなさなどが関係していたのです。