医療訴訟が増えてきたその背景にあること

医療訴訟は以前の日本では全く考えられなかったのですがなぜ今増えているのでしょうか。医師と患者の立場の違いにもその理由はあると考えられます。医師の指示に従って言われた通り治療を受けるという患者のスタイルが変わっているのも理由の一つでしょう。

医療訴訟は数年前の日本では予想もできなかったこと

治療を受ける患者の立場、それは医師にお願いをして自分の治療を受けることになりますので、医師よりも当然下に立場がありました。患者にとって自分の治療というよりは医師に任せる治療ということで全てを医師に依頼して行っていたことになります。

ですから治療を受けることによってなにか不都合なことや不満が起きたとしても、自分の健康を考えて行ってくれた医師に対して訴訟を起こすというようなことは考えもなかったのです。

患者の立場が医師よりも下であって、尚且つ患者主体というよりも医師主体の治療が行われていたことがこれまでは訴訟が起きなかったことにあるでしょう。

しかし今の日本は違います。医療は自分のためにあると患者は自覚しています。治療は自分で選択をして主体的に自分が自分の治療について考えていく時代です。ですから治療方針がわからない、納得できなければ、容赦なく医師を変えることもできる時代になったのです。

患者と医師の関係が変わってきたことが訴訟の多さにつながった

患者が自分の治療に対して主体的に取り組むようになり、医師との立場が変わってきています。そのために患者が力を持ったといえば言い方が悪いかもしれませんが、患者が医師を訴えることができるほどに成長したのです。

もうこれまでのような医師の言いなりになっているような患者の時代は終わったのです。

医師にとって患者はお客様であり、患者は医療サービスを選ぶ権利を持つお客、そのようなサービス業界の関係が成り立っているのです。

患者も医者を選ぶ時代、医者は選ばれる時代、それが訴訟が増えていることにもつながっています。

そしてこの世の中の、なにか相手に落ち度があったら訴えてお金をとろうという傾向もありますので、それも重なって訴訟問題は増えているのではないかと考えられます。

影響を受ける国アメリカで頻繁に行われているということも理由の一つでしょう。